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そけいヘルニアに気づいたときには

手遅れになる前に受診しよう


足の付け根や太腿に膨らみが出てきた場合は、そけいヘルニアの可能性があります。
これは、体内の組織がはみ出してしまう病気です。
本来、お腹の中にある腹膜や腸が筋膜から皮膚の下に出てきている状態で膨らみます。
そけいヘルニアに気づいた時は、すぐに医療機関に行きましょう。
初期段階では痛みがなく、手のひらで膨らみを押すと元に戻るケースが多いため、放置する人も少なくありません。
中には、症状が現れる部位が恥ずかしく、医療機関に行くのがいやだという人もいるでしょう。
しかし、気づいたときには症状が進行しており、命に関わるほど重症化する恐れがあります。
最初は痛みがなくても徐々に痛みを感じ始め、手で押しても戻らない、痛くて歩けないなど症状が進行すると手遅れになる危険性があるのです。
そのため、気づいたときにはすぐに受診して診てもらうことが大切です。

日帰りでも可能


飛び出した腸や腹膜が戻らなくなる状態は、カントン(嵌頓)と言います。
命に関わる状態になる前に、治療をしてください。
基本的にそけいヘルニアの治療は手術です。
手術と聞くとお腹にメスを入れたり、全身麻酔をしたりしなければならないなど怖いというイメージを持つ人が多いです。
しかし、そけいヘルニアは軽度であれば日帰り手術でも治療をすることができます。
医療機関によって手術法は異なりますが、すぐに帰宅をしたい、仕事を休めないなどの場合は日帰りで行なってくれるところを探しましょう。
また、そけいヘルニアに似た他の病気が発症している可能性もあります。
どの病気かは自身で判断することができないため、早めに受診してください。
診察では医師による問診を行い、お腹に力を入れた状態でふくらみの部分を手で確認する触診を行います。
場合によっては超音波検査やCT検査なども行います。
そして、必要な治療法を選択し、実際に手術を行なっていく流れです。
手術をすることで治りますが、安心してはいけません。
これまでと同じような生活をしていると再発する可能性があるからです。
なぜ、そけいヘルニアになってしまったのか原因を特定し、再発しないように生活することが大切です。