脱腸・そけいヘルニア 脱腸・そけいヘルニア
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東京デイサージェリークリニックでは、只今、【診察・手術】を受付中です。

そけいヘルニア日帰り手術実績 8,558(2014年5月~2023年5月)

当院では最新のメッシュを用いたそけいヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。

脱腸・そけいヘルニアとは

脱腸・そけいヘルニアとは

そけいヘルニア(鼠径ヘルニア・脱腸)とは、お腹の筋肉の弱いところから腸が腹膜と共に皮膚の内側に出てしまう病気です。病気では有りますが、良性疾患ですので早期に治療を行えば何も恐れることはありません。

その筋肉の弱いところ、つまり外に出るところが鼠径(そけい)部と呼ばれるために鼠径ヘルニアと言います。
そけいヘルニアは、男性に多く見られます。この鼠径部が弱いのは女性より男性が多い為です。成人のそけいヘルニアはそけい部が先天的に弱い人が中高年になって発症する事が多いです。

そけいヘルニア外部図

そけいヘルニア外部図

そけいヘルニア内部断面図

そけいヘルニア内部断面図

こんな症状があったら「そけいヘルニア」の可能性があります。

  • 下腹部やももの付け根に膨らみがある
  • 仰向けになったり、押したりすると膨らみが戻る
  • お腹に力を入れた時に下腹部が痛む
  • 長時間立っていると下腹部に違和感が出てくる

治療の方法

脱腸・そけいヘルニアとは

そけいヘルニアの治療は、飛び出した腸をお腹に戻し、飛び出す穴を塞ぐという外科手術が最も有効な治療とされています。逆に、その外科手術以外では治癒する事はありません。
自然に治ることもありません。
進行すると腸が締め付けられて腸閉塞(嵌頓)をおこすことが有りますので違和感を感じられたら、早めに受診されることをお勧めします。
当院では、有効な治療方法としてメッシュを充てる手術を第一選択としております。


以下の図のように筋肉の弱いところから腹膜と共に腸が外に出てしまっています。この筋肉の弱いところをメッシュシートで塞ぎます。

そけいヘルニアの治療方法

手術について

鼠径ヘルニアの手術は、約30分程度で終了します。
そのため、日帰りでも十分可能になっています。
手術は小切開と腹腔鏡を選べます。いずれの傷口も目立たないような技術で手術が行われます。
最近のメッシュを採用した手術方法は、再発も極めて少なく安心して受けて頂ける手術です。
長期間放置されている方でも痛みが無いからという理由で安心せず、負担の少ない手術で安心した生活を送れるように受診される事をお勧めします。

右の写真は、手術で使用する最新のメッシュシートです。形状記憶リングが手術後に溶けるため術後の合併症や違和感が極めて少ないとされています。当院ではキズの小さい腹腔鏡手術(TEP法)や再発の少ないアンダーレイ法(TIPP法)、痛みが少ないONSTEP法を用いて、個々の患者さまにテーラーメイドの治療を提供しています。
安心と安全を追求した手術が日帰りを実現しております。一日も早い通常生活への復帰を目指しております。

メッシュシート

日帰り手術が可能な訳

鼠径ヘルニアの手術は、今まで筋肉の弱いところを直接縫い合せて塞ぐ手術方式でした。
その影響でお腹の筋肉や皮膚にツッパリ感、違和感が残り身体を動かすと痛みを感じる事が多かったのです。 そのために数日の入院を必要として経過に応じて退院としていました。 しかし、現在多くの手術で採用されているメッシュは無理に筋肉を引っ張って縫い付けるものではなく、 穴に蓋をする要領で縫い付けますので、殆ど違和感やツッパリ感を伴わないと言われております。
また、麻酔の薬や技術の進歩も著しく、すぐに効きすぐに覚めるという麻酔法も実現されていることも重要な要素です。 そけいヘルニアの手術時間も短時間ですので短い麻酔で済みます。 麻酔時間が短いと身体が元の感覚に戻るのも早く手術が終わるとご自身で歩いて移動することもできます。 良い条件が揃ってきたことで日帰り手術を安心して行えるようになりました。

脱腸・そけいヘルニアとは

医師紹介とそけいヘルニアの実績

脱腸・そけいヘルニアとは

当院の院長、柳健(やなぎ けん)は日本外科学会外科専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医の認定を受けており、 外科疾患における十分な知識と技術を習得しております。
日帰り手術全体の症例数も約8000件と豊富で、その経験から個々の方に適切な治療法を提案させて頂きます。

そけいヘルニア日帰り手術の流れ

東京デイサージェリークリニックの、そけいヘルニアにおける日帰り手術は初診の検査から始まり、
手術適用と診断されれば以下の流れで手術に進みます。

日帰り手術の流れ

手術費用

そけいヘルニアの治療(手術)に必要な費用をご案内します。
東京デイサージェリークリニックでは、保険適用の診療を中心に行っております。

そけいヘルニア診察の費用
初診
健康保険
3割負担の場合
健康保険
2割負担の場合
健康保険
1割負担の場合
約2000 約1300 約700
術前検査(手術が必要な場合)
健康保険
3割負担の場合
健康保険
2割負担の場合
健康保険
1割負担の場合
約4000 約3000 約2000
手術
健康保険3割負担の方 健康保険1・2割負担の方
約44000円(腹腔鏡の場合は約95000円) 約18000

※術前検査として感染症の血液検査費用がかかる場合があります

術後の過ごし方と注意すること

そけいヘルニアの手術を受けた後に注意して頂きたいこと。
そけいヘルニアの術後は、徐々に普段の生活に戻していく事が大切です。
日帰り手術と言えども、すぐに元どおりの生活が可能とは言えません。術後の説明をよく聞いて下さい。
目安になる生活は以下のようになります。

  • ・手術の翌日からシャワーを浴びて頂く事ができます。入浴で湯船に浸かるのは1週間後からにして下さい。
  • ・デスクワークなど、お腹に無理の掛からない程度の仕事は3日後を目処に可能となります。
  • ・ジョギング・スポーツなどは、2週間程度は行わないで下さい。
  • ・過度な筋力トレーニングは3週間以上は行わないで下さい。
  • ・力仕事をされている方は、2~3週間は避けるなど、特に注意が必要です。
  • ・食事の制限などは有りませんが、飲酒は3日程度控えて下さい。
  • ・不安な事や気になる事は、医師に確認して下さい。

そけいヘルニアFAQ

そけいヘルニアは、右側と左側という話を聞きますが、片方なると反対側もヘルニアなりますか?

個人差はありますが、反対側もなりやすい傾向があります。

子どものヘルニアも手術して頂けますか?

子どもの手術は特殊な麻酔と道具が必要ですので、当院では行っておりません。

日帰りでは無く、一泊してから退院することは可能ですか?

近隣に提携ホテルをご用意しておりますので宿泊希望の方はご相談下さい。 当院は入院施設がありませんので、入院希望の方は適切な病院をご紹介しております。

手術以外の治療方法はありますか?

そけいヘルニアは手術でしか完治できません。

そけいヘルニアコラム

動画紹介