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そけいヘルニアを悪化させないために気をつけることとは

ひどくなる前に

そけいヘルニアは脱腸とも呼ばれる病気で、太ももの付け根あたりから、ぽこっと膨らみが出るため、恥ずかしくて病院にいかない人も少なくありません。
初期段階であれば、ただ膨らみがあるだけですが、悪化するとサイズも大きくなり、痛みを感じるようになります。
そのため、症状に気づいたら、すぐに治療をすることが大切です。
一般的にはそけいヘルニアは、お腹に力が入った時に症状が出ます。
例えば、立ち上がった時や物を持ち上げた時です。
軽度であれば触った時に柔らかく、手で軽く押すと引っ込みますが、放置により悪化すると押しても元に戻らず、歩くことができないほど痛くなります。
最終的には嵌頓(カントン)と言って、脱出した腸が詰まって腸閉塞や腹膜炎を起こし、命の危険に晒されるほどひどくなるため、できるだけ早い段階で受診してください。

日々の過ごし方に気をつけよう

そけいヘルニアを悪化させないように気をつけることは、お腹に力を入れないようにすることです。
生まれた時から発症している先天性の場合もありますが、多くは加齢による筋膜の衰えであるため、日常の過ごし方に注意しなければなりません。
例えば、重いものを持ち上げたり、運んだりする行為や立ちっぱなしなどです。
仕事の内容によっては、そのような動作をしなければならないこともありますが、これは症状を進行させるリスクが高まります。
それだけでなく、トイレでいきみすぎるのも気をつけてください。
特に便秘気味の人は、力一杯踏ん張ることがあるため、進行させないように便秘を解消させる必要があります。
大きなくしゃみや咳も控えた方が良いです。
癖で大きくしてしまう人も少なくありませんが、ちょっとした瞬間でも大きな力が加わってしまいます。
また、肥満気味の人や妊婦さんも自然と力がかかっている状態であるため注意しましょう。
このように日常で気をつけながら生活をすると、悪化を予防することができます。
しかし、予防といっても治るわけではないため、必ず医療機関で受診をし適切な治療を受けてください。
根治のためには手術を行いますが、そのあとは再発しないように過ごし方に注意しましょう。