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男性がそけいヘルニアになる確率が高い理由とは

なぜ女性よりも発症率が高いのか


そけいヘルニアは、腸や内臓脂肪がお腹の筋肉の隙間から皮膚の下まで飛び出してく
そけいヘルニアは男性に発症しやすい病気だと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
そこには女性にはない特有の理由があるのです。
それは、鼠径管の構造が、もともと弱いという理由があります。
人間の体温では精子は生きることができないため、胎児のとき睾丸は腹壁を通って体外に出ますが、その時に通る穴や通路が構造的に弱く、さらに加齢によって筋力が弱ってくると、そけいヘルニアになりやすい傾向があります。
女性でも発症する可能性はありますが、男性と比較すると確率は低くなります。
お腹に力を入れず、負担がかからないように日頃から気をつけることが大切です。
中高年に顕著な病気ですが、恥ずかしがって治療を避けている人もいるでしょう。
しかし、放置し続けていると症状が悪化して、最悪の場合は命の危険に晒される可能性があるため、異常に気が付いたらすぐに治療を受けてください。

重症化する前に治そう


お腹に力が加わった時にピンポン球サイズの膨らみが出たら、それはそけいヘルニアかもしれません。
立ち上がった時や、何か重たいものを持ち上げた時に膨らみが出やすい傾向にあります。
それはただの膨らみではなく、お腹の中にある腹膜や腸の一部が飛び出しているのです。
初期段階は柔らかくて手で押すと元に戻ります。
しかし、その状態を放置し続けていると、膨らみも大きくなって押しても元に戻らなくなり、次第に痛みも感じるようになってきます。
ひきつるような感覚や軽い痛みであれば、すぐに治るだろうと見過ごしがちですが、やがて痛みが強くなって歩くことすら困難なほど痛くなります。
その状態を「かんとん」といい、腸閉塞や腹膜炎を招き、それが命の危険へ繋がってしまうのです。
そのため、痛みが強くなる前に治療を受けなければなりません。
基本的には手術をしなければ治りませんので,早めの手術をおすすめします。
治療後も手術前と同じような生活を繰り返していると反対側にそけいヘルニアを発症する確率が高くなります。
一度そけいヘルニアになった方はできるだけお腹に力をかけない生活を心がけて生活することが大切です。